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5月の課題は「ジャイアントハンドをつくろう!」

5月の課題のお知らせ
【ジャイアントハンドをつくろう】です!!
ロボットの手、獣人の手、鎧の手など
ユニークなロボットアームを作ってみましょう🌟

 

【デザインのおはなし】
身の回りにあるすべてのものは、
人間の手というものを中心にデザインされています。

例えば、鉛筆の太さと長さは誰でも使えるように
人類の平均的な手の大きさでデザインされています。
また、みなさんの周りにあるスプーンやお箸などの食器類も
人間が手で持つことを前提に形状がデザインされています。
身の回りを見渡してみてください。
手で触れるすべてのものが、
人間の手で使いやすいようにデザインされていることに気づくでしょう。

さて、今回の課題のジャイアントハンドでは、
シンプルな構造でロボットアームをつくるというものです。
結構、大人も楽しめちゃいます。

もし人類の手がもっと大きかったら、
もし人類の手が猫みたいな肉球と爪だったら、、、

身の回りにあるものは、どんなデザインになっていたでしょう?
想像するとワクワクしますね。

デザイナー竹岡

 

 

ひもを引っ張ると指が連動して動きます!

↓メイキング動画もぜひご覧ください!


 

手があるから人類は進化した。

「手で考える」
これは今から30年も前に、武蔵野美術大学の工芸工業デザイン学科の学生だった頃に教授からよく言われた言葉です。とくに子供の頃は言語で考える前に、まずは手を使ってあれこれと試行錯誤し経験値を積み上げることが大切だと思っています。立体を触って考えることは、言語だけで思考する場合に比べて思考の質がとても高くなります。子供たちはよりものを深く観察し、なぜこうなんだろうって自然に考えるようになっていくのです。

工作好きの生徒さんは、将来 立体デザイナーという進路もあります。
あまり知られていませんが、企業に就職することを前提としたインハウスデザイナーです。

立体系のデザインには、車や家電、スポーツ用品、ジュエリー、雑貨などの製品デザイン。建築デザイン。店舗の内装や舞台美術などの空間演出デザイン。家具や照明などのインテリアデザイン。テキスタイル、陶芸、ガラス、木工などのクラフトなど、とても幅広い分野の産業で立体デザイナーたちが活躍しています!

子供の頃から通ってくれていた教え子で、トヨタ自動車や日産のカーデザイナーになった生徒さんや、東芝など家電メーカーのデザイナーに就いた生徒さんもいます。また建築家になって活躍している生徒さんなど300名ほどが各分野の立体デザイナーとして企業で活躍をしています。また僕自身もシャープという家電メーカーでデザイナーをしていましたので、ご希望があれば業界のことを詳しくご説明いたします。

図工パークには中等部、高等部のアトリエもあり、デザイン系大学への進学も視野に入れた進路相談もおこなっております。図工パーク各教室の講師にお気軽にご相談ください。
※進路相談は専門分野に詳しいプロ講師が担当しますので、ご予約が必須となります。