遊びが「学び」になるとき

デンマークの幼児教育から気づいた
もうひとつの準備

こんにちは。図工パークの明日香です。
3歳から6歳って、毎日が冒険みたいな時期ですよね。
でもその「冒険」の扱い方が、デンマークと日本ではずいぶん違うなあと感じています。
今日は幼児期の過ごし方について、両方の風景を並べながらお話ししますね。

デンマークの幼稚園で大切にされていること

デンマークの保育園や幼稚園でよく語られるのは、「遊びがそのまま学びである」という考え方です。
朝から木登りをしたり、泥遊びをしたり、友達とお店屋さんごっこをしたり。
先生は基本的に「見守る」スタンスで、子どもが自分で試行錯誤する時間をすごく大事にしているんですって。

デンマークの就学前教育は
「遊びを通じた社会性・創造性・自己肯定感」を育てることを優先しているみたいなんです。
読み書きの前に、まず「自分で考える力」と「人と関わる力」を育てる。
そういう順番なんですよね。

もちろん、
すべての園がこの通りというわけではありません。
でも、制度や文化として「幼児期は遊びが中心」という考え方が根づいているのは、
現地のいろんなレポートからも伝わってきます。

日本の幼稚園で感じる「準備」の空気

一方で日本の幼稚園や保育園に目を向けると、
「小学校への準備」という意識がどうしても強くなりがちだなあと感じます。
「年中さんになったらひらがな」
「年長さんではドリルで運筆」。
家庭でもプリント学習を取り入れているおうちは少なくないですよね。


「小学校で苦労しないように」という親心、私もすごくよくわかります。
我が子のことになると、私だってドキドキしてしまうので。

ただ、文部科学省の資料を読んでいると、就学前の早期学習が遊び時間を減らしてしまって、
結果として集中力や意欲に影響することもある、と書かれていたりします。
「勉強ってつまらないもの」という印象が幼児期に刷り込まれてしまうとしたら、
長い目で見たときに、ちょっともったいないのかもしれないなあ、と思うんです。

今日からできること
「無計画な時間」をつくる

デンマーク流を丸ごと取り入れるのは難しくても、
いくつか試せることがあります。
週に一度でいいので、ドリルもスケジュールもない
「何をしてもいい時間」をつくってみてください。
レゴブロックや画用紙、クレヨンをテーブルに出しておくだけで大丈夫。
最初の30分くらいは「ヒマ〜」「何したらいいの〜?」とウロウロするかもしれません。

でもここで、こちらから何かを提案しないのがポイントなんです。
黙って見守っていると、子どもって自分から動き始めるんですよ。
「お城つくりたい!」
「恐竜描きたい!」
「公園行きたい!」
そんな言葉が出てきたら、
それが「自分で考える力」のスイッチが入った瞬間だと私は思っています。

そのとき親ができるのは、
結果ではなく過程に声をかけること。

お城つくりたい」と言って砂場に走っていき、
服が泥だらけになって帰ってきても、
「どんなお城つくったの?」「次はどうするの?」
と聞いてみてください。
前回のブログでお話しした「いい質問だね」と同じで、
子どもは「やってみていいんだ」って感じるようになっていきます。
その安心感が、遊びの中にも、
やがて学びの中にも広がっていくんじゃないかな、と思うんです。
遊びって「無駄な時間」じゃなくて、
子どもが自分の力で世界を広げていく時間なんですよね。

今日から少しだけ、
予定のない時間を増やしてみませんか。

※ デンマークの就学前教育については、OECDの報告書や現地の教育研究者のレポート
を参考にしています。
すべての園に当てはまるわけではありませんが、制度としての方向性を紹介しました。

そこは世界で一番正解のない場所 「北欧の図工パーク」

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